「河川水辺の国勢調査」とは
「河川水辺の国勢調査」(通称:水国)は、国土交通省が5年に一度実施している生物調査です。対象は全国の1級河川(109水系)およびダムで、1990年(平成2年)度から継続的に行われています。主な目的は、河川やダムの環境を整備・保全し、その生物相を定期的かつ統一的に把握することです。
2025年には、これまで取得してきたデータを分析して、ダムの整備により新たな生き物の生育環境が創出されていることや、一方で外来生物の影響などが明らかになっています。

(引用:国土交通省,https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001911676.pdf)
水国への環境DNA調査の導入
2026年度からは、従来の現地調査方法(直接採捕など)に加え、環境DNA調査が導入されることになりました。環境DNAとは、水中に残存する生物の体液、鱗、糞便などから抽出されるDNAのことです。この環境DNAを解析することで、その環境に生息する生物の状況を推定できます。環境DNA調査は、生き物を捕獲する必要がなく、環境への負荷や安全面への配慮が可能なため、効率的かつ低負荷な調査手法として注目されています。詳細は過去のコラム環境DNA分析とは?をご覧ください。さらに環境DNA調査を用いることで従来と比較して効率よく活用しやすいデータを取得することができると言われています。
日吉の分析
水国における環境DNA分析方法は、「令和8年度版 河川水辺の国勢調査基本調査マニュアル[河川版]または[ダム湖版](魚類環境DNA調査編)(案)」として2025年12月から公開されました。このマニュアルは、「環境DNA調査実験マニュアルVer.3.01(一般社団法人環境DNA学会)」と「環境DNA分析技術を用いた調査手法の手引き(淡水魚類・両生類)第1版(環境省自然環境局生物多様性センター)」に基づいています。
弊社では従来から「環境DNA調査実験マニュアルVer.3.01」と「環境DNA分析技術を用いた調査手法の手引き(淡水魚類・両生類)第1版」に準拠して分析を行っています。また環境DNA学会を始めとした学会にも参加して、知識の拡充を行い精度の維持や技術向上に努めています。弊社の分析結果は、報告書を提示するだけでなく分析担当によるデータの精査を行いお客様が納得して頂けることを心がけております。
環境DNA調査について分析機関をお探しの場合は日吉までご相談いただければ幸いです。

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(このコラムの監修者:分析検査部 松田)